#7 消えたタマゴちゃんの謎
ある日の朝
いつものように冷蔵庫の中でお話しをしていると
タマゴちゃんのところへ
キウイ君が遊びに来ました。
玉子ケースに入るのが好きなのです
ところがタマゴちゃん達が
一人もいません!!
昨日は遊ぶ約束したのに。
異変に気づいた
ハムとゼリーとトマトもやってきました
「よーし!ぼく達が犯人をつかまえよう!!」
とハムが言いました。
探偵の服を着ています。
冷蔵庫の仲間たちを集めました。
「ねえみんな タマゴちゃん達がいないんだけど
どこへ行ったか知らない?」
とトマトが聞きました。
「ぼく知ってるよ!」
ケチャップ君が言いました。
「昨日の夜はオムライスだったんだ。
タマゴちゃんは2個使われたよ。
ぼくもキャベツもミルクちゃんも一緒だったよ」
「ぼくはサラダにされたんだ」
キャベツが言いました。
「でも タマゴちゃんは2個しか
使われなかったはずだけど。。。」
「マヨネーズ君もいたわよね?
サラダにかけられたじゃない。」
ミルクちゃんが言いました。
「タマゴちゃんのこと知らない?」
ゼリーが聞きました。
「ぼ、ぼくは何もしらないよ
ちょっと今 忙しいから
あっちへ行ってもいいかな、、、」
マヨネーズ君が逃げようとしたその時!!
トマトが足あとを見て 何かに気づきました。
「ムムっ!なんか油っぽいな。」
と言ってトマトは足あとについた液体を手にとりました。
「ムムムっ!そしてすっぱい匂いだ!」
「わかったわ!」
ゼリーが叫びました。
「タマゴちゃんに油と酢を入れて
マヨネーズを作ったんだわ!
だってマヨネーズ君 増えてるもの!!」
「えーん!ごめんよー
ぼく 空っぽになって捨てられるのが
怖かったんだ。 ごめんよー」
マヨネーズ君は白状しました。
「これで事件は解決だね!」
ハムがとくいげに言いました。
その頃 キウイ君はというと
兄弟を呼んでジャンプ大会をして
遊んでいましたとさ
つづく
©下唇マルオ